東北新幹線車窓からの富士見最遠地点

東北新幹線から見える富士山の最遠の地点は田代博さん著の『富士山「発見」入門』で７７頁に紹介
されています。ただカシミールで調べてみるとこの地点よりまだ遠くに富士山を眺めることが出来る個
所がありそうですが、現実的に可能性のあるのは第一大槻トンネルの入り口近くかと思います。とい
うことで平成１６年１月２６日はやて１号の車窓からはずっと富士山がよく見えていましたので、この地
点でデジカメのシャッターを切ってみました。期待はしていなかったのですが、よく見ると富士山がある
はずの位置に何か写っているようです。

写真に写っている道路は東北道で、右の地図から第一大槻トンネルの直前の地点からの写真であ
ることが分かります。地図の右下に富士見最遠の駅である東北本線蒲須坂駅があります。この写真
の撮影地点は北緯３６．４３４３、東経１３９．５６０５で富士山までの距離は１８６．９ｋｍで奇しくも蒲須
坂駅から富士山までの距離と同じになります。


カシバード画像との比較です。


矢印の下に何か写っています。下記の写真から分かるように、この日は富士山のまわりには
雲は一切ありませんでしたので朝日に輝いているのは富士山に間違いないと思います。


同じ日に宇都宮駅の北約５ｋｍの地点からの富士山です。富士山まで１７４ｋｍです。


上記富士山を撮影した５日後、千歳から羽田に向かう機窓から撮影したもので白
丸地点から赤線方向に富士山が見えました。ここで紹介しました何枚かの写真に
写っている樹木が空からも分かり撮影個所を特定する珍しい貴重な写真ですね。


同じ場所から２００７年１月１０日にもう少しはっきりとした写真
を撮影することが出来ました。